私たち日本人って、
和を重んじ、規律に厳しく、秩序を守る民族性があって、
そこが世界に対して日本の良いイメージに繋がってますよね。
実際、日本人は平均的にそういった資質を持っているのだろうと思います。
記憶に新しいところでは、サッカーワールドカップでの日本人サポーターの清掃などは、
まさに誇るべき日本人の民族性を表していると思いますし、その精神性を再認識させられる出来事でした。
「サッカーサポーターの皆さん、ありがとう！！」
...と、声を大にして言いたいです（笑）
そんな、良いところがたくさんある日本人なのですが、
ちょっと苦手な部分もあるな、と思っています。
それは、
「価値観の違いに対して、許容範囲が狭い」というところがあるんじゃないかと思っています。
島国ですからね。
同じ民族でずっと暮らしてきたDNAがそうさせるのかもしれませんが、
価値観が違う人とうまくコミュニケーションするのが平均的に上手くない民族のような気がします。
でも、そうも言ってられないのが今のご時世でございやす^^
外国人の就労者がどんどん増えていきますし、
そもそも、日本人同士でも価値観は大きく異なるようになってきました。
もう、「価値観は違って当たり前」なんですよね。
「価値観が違うから、チームの成果が出ない」とか、
「上司あるいは部下と価値観が合わないから、仕事がうまく進まない」とか、
言ってても仕方がないということですよね。
そんな時って、どう対処したらいいんだろう？
先日、ある本を読んでいて、とても参考になることが書いてありました。
「価値観の違いを超える仕事術」（田島麻衣子著）という本です。
この本は、国連に勤務して、世界7か国で仕事をしてきた田島氏が、
価値観の異なる外国人とうまく仕事をしていく為の、経験に基づいた考え方が書いてあります。
その中に、
「心の焦点はヒトではなく、自分の向かうゴールに置く」ということが書いてありました。
人はそれぞれ、「自分の考えが正しい」と思っているものです。
でもそれは、自分の価値観が作っているモノだったり、エゴだったりもします。
人に焦点を当てて話をすると、この価値観、エゴのぶつかり合いになることがありますよね。
これは、対外国人じゃなくても、日本人同士でも、日常茶飯事に起きています^^
これを、自分の向かうゴール（目的）に焦点を変えていくと、
ゴール（目的）に向かう方向性であれば、やり方や考え方がある程度違っても、許容できるようになります。
「なるほど、そういうやり方（考え方）もあるか」という受取り方に変えるということです。
ゴール（目的）に向かうやり方（考え方）は、自分がベストだと思っていること以外にも沢山の道があります。
でも、人はつい「自分のやり方（考え方）がベスト」と考えてしまいがちです。
それだと、多様化した価値観の中でストレスを溜めやすくなり、スピードを落とすことになります。
ゴール（目的）は何か？
そこに向かうやり方（考え方）はどんなものがあるか？
お互いが許容できる、ベストなやり方（考え方）は何か？
そういう問いを立ててみると良いかもしれません。
もちろん、意見を戦わせることも必要なことだと思います。
ただそれは常に、「ゴール（目的）に向かってることか？」を意識しておく必要があるということですね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m
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