「幸福優位性」という言葉、聞いたことありますか?
ハーバード大学のショーンエイカー博士という人が、ポジティブ心理学の研究のために「成功した人」の思考を研究したうえで提唱している考え方なんです。
多くの人は、「成功したら幸せになれる。」と考えてるじゃないですか。
例えば、「年収が1000万円以上になれたら、幸せだ。」とか、「夢のマイホームが持てたら、幸せだ」とか。
ちょっと、例えが昭和チックですね^^;
『幸福優位性』とは?
つまり、多くの人は、
Have ⇒ Do ⇒ Beの順番で、理想が手に入ると思っているわけです。
具体的に言うと、
年収が1000万円以上になったら、(Have)
好きな海外旅行に行けるから、(Do)
幸せになれる。(Be)
という思考の仕方。
ショーンエイカー博士は、多くの成功者を対象に、幸福な成功者が成功する前にどんな考え方をしていたかを研究したところ、幸福な成功者は全く逆の思考をしてたんです。
(×)Have ⇒ Do ⇒ Be
(〇)Be ⇒ Do ⇒ Have
「どゆこと??」ってなりますよね^^
Be(あり方)が先ということなんですけどね。
Be(あり方)が先ということは、理想の姿を先に実感している、ということなんです。
わかりやすいように例を出すと、
幸福感を感じながら、(Be)
生活したり、仕事に取り組んでいたら、(Do)
望んだ未来が手に入った。(Have)
という順番。
多くの幸福な成功者は、この思考を持っていたそうです。
これね。とっても重要な情報ですよ。
圧倒的に多くの人が持っている、
Have ⇒ Do ⇒ Beの思考では、幸福な成功は手に入りにくいということです。
幸福な成功を手に入れるには、
Be ⇒ Do ⇒ Haveの思考に変えていく必要がある、ということです。
そう考えると、このショーンエイカー博士の研究結果は、
多くのスピリチュアルな人たちが言っている「引き寄せの法則」の存在を、データで示しているとも言えるんじゃないかと思います。
では具体的に、
私がライフコーチとして、人を見ていく中で、また自分自身での経験も踏まえて、
幸せな人生を送るための「Be」の持ち方について、具体的なアクションを5つ紹介しますね。
step.1「ありがとう」の言霊効果を感じる
「ありがとう」って、1日何回くらい言ってますか?
「ありがとう」っていう言葉には力があります。
誰かに対して、「ありがとう」って言った時、
自分に対して、「ありがとう」って言った時、
ちょっとだけ、胸の奥がポッっと暖かくなるような感覚がありませんか?
もし、「別に感じたことないな~」ということだったら、
一人の時に、小さな声で、自分に対して「ありがとう」を繰り返しつぶやいてみてください。
別に感情を込める必要はありません。
無感情でいいので、「ありがとう」としばらくつぶやき続けてみる。
そうすると、なんとなく胸の奥のほうが暖かくなるような感覚が感じられると思います。「ありがとう」という感謝の言葉は、波動の高い言葉なんです。
感謝の言葉は、言ったほうも言われたほうも、なんとなく気持ちの良くなる言葉ですよね。
「ありがとう」という言葉自体が、高い波動を持っているから、ということのようです。
私の周りの何人かに、人から手助けしてもらったり、親切にしてもらったりしたときに、
つい「すみません」とあやまってしまう人がいます。
これ、ぜひ「ありがとう」に替えてください。
「ありがとう」という対応は、
実はその言葉だけで、親切にしてくれたことに対する恩返しになってると解釈してもいいんじゃないかと思います。
高い波動をお返ししているという^^
1日の中で「ありがとう」という言葉を、出来るだけたくさん使うようにしてみてください。
深くて、力のある言葉です。
大切にしながら、連発していきましょう。
step.2「笑顔」の効能を知る。
あなたは、1日に何回くらい鏡を見ますか?
鏡を見る時に、是非やって欲しいことがあります!
それは、
「笑顔を作ってみること^^」
笑顔には様々な効能があります。
☆笑顔は、ストレスを軽減するホルモンを分泌させます。
☆笑顔は、周りの人に良い印象を与えます。
☆笑顔は、長寿の効果もあるそうです^^
☆笑顔は、脳が活性化します。
☆笑顔は、睡眠の質を高めます。
☆そして笑顔には、何といっても「幸せな気分になれる」という効果があります(^^)v
幸せな気分でいることは、実はどんな時でも、最も大切にすべきことです。
とはいっても、日常生活を送る上で、自分の感情は無意識に生まれるものであり、日常にはいろんなことが起こります。
「いつも幸せな気分でいられるわけないじゃないか。」というのが本音だと思います。
でも、
だからこそ、
あえて幸福感をつくる習慣を持って欲しいんです。
それには、「鏡を見たときには、必ず笑顔を作ってみる」は、最もお手軽な方法です。
気分が良い時も悪い時も、
鏡を見るたびに笑顔(^^)
鏡を見るたびに幸福感(^^)
「ありがとう」の時と同じように、ちょっとだけハッピーな気分になれます。
この「ちょっとだけハッピーな気分になる」という、微妙な感情の変化を、ぜひ感じ取れるようになってください。
step.3 自分の為だけの時間を持つ
多くの人が「毎日忙しくてバタバタ」という暮らしをしていますよね。
小さい子供がいる家庭のお母さんなんか、息つく暇もないくらい、毎日忙しいと思います。
自分のことなんか後回しで、とにかくその日やらなきゃいけないことを終わらせるために奮闘している。
その状況、私もよ~くわかります。
でも、そのままだと、どんどん消耗してしまいます。
忙しさに流されている間に、自分を失っていくことになります。
そうなる前にぜひやってほしいのが、
毎日30分でいいので、「自分の為だけに時間を使う」ということです。
毎日30分、自分が楽しい気持ちになる為だけに時間を使う。
好きな本を読んだり、好きな花を活けたり、歌を歌ったり…
100%自分の為だけに、100%自分を楽しくする為だけに、意識して1日30分の時間を使う。
多少、家族や周りの人に迷惑をかけても、うまいことやりくりして、
「自分の為だけの30分」を確保してください。
そういうとね。
いざ時間を作ったら、「何をやっていいかわからない…」という人も、結構います(笑)
「何もやらない」ということでも、全然OKです^^
なんか楽しいことを妄想しながらコーヒーを飲むだけでも、充分自分を癒せる時間になりますよね。
ストレスもだいぶ軽減できると思いますよ。
毎日30分だけ、「自分を愛する時間」にしてください。
step.4 テトリス効果を活用して脳をコントロールする
「テトリス」って、昔流行ったゲームがありますよね。
そのテトリスにハマった、テトリス中毒とも言える人達は、
「街を歩いていても、煉瓦の壁がテトリスに見える。」
スーパーに積まれた商品の箱を見ると、
「あそこの隙間に、あの箱が入るな。」と考えてしまう、
ということがあったそうです(笑)
なんとなく、わかりますよね。その感覚。
人間の脳は、基本的に「見たいものしか見ない」ように出来ています。
これは人間の脳にROS(網様体賦活系)という機能が備わっていて、
興味のない情報をシャットアウトするからなんですが、
これを逆手に取って、「幸福なことを見る」ようにすることもできるんです。
これは、この後のテーマの「振り返りの習慣」にもつながるのですが、
一日の中で「自分や誰かにとって幸せな出来事」や「感謝できる出来事」が、
一日何回くらい起きているか探してみる、ということです。
ゲーム感覚で^^
ハッピーな出来事を探すんだから、楽しんでやる方が断然効果的。
意外とたくさんのハッピーな出来事が、身の回りで起きていることに気付けるかもしれませんね。
step.5 振り返りの習慣
私がコーチングの時、クライアントに必ずやってもらってることに、
「振り返りを習慣化する」
ということがあります。
この「振り返り」って、いろんな人が、いろんな言葉で、その効果を謳っているんですが、
習慣化して、その効果を実感出来ている人はあまり多くないかもしれません。
忘れちゃう人が多いからね^^
でも、やっぱり「振り返り」の効果って大きいです。
日記を書くのと同じなので、その感覚でやってもらえばいいんですが、
振り返る内容が大事で、意図してそれを行うということが大事なんですよね。
振り返る内容は、その目的に応じて決めるのですが、
「幸福感」にフォーカスして振り返りを行う時に効果的なのは…
その日一日のワクワクした出来事、嬉しくなった出来事、楽しくなった出来事を思い出してみる、
ということです。
出来れば、書き出すのが最も効果的です。
そんなに時間のかかる作業じゃないと思います。
せいぜい2,3分というところでしょうか?
一日の終わりに、その日のハッピーな出来事を思い出して、
「今日もいい日だったな。」
で一日を終える。
この振り返りで、実はテトリス効果も働き出す仕組みです。
もしかすると、一日の中でハッピーな出来事がいくつも起こったりはしないかもしれません。
でも、ゼロってこともないはずです。
探してみてください。
「しいていえば、ハッピーな出来事だったかな..」ということも含めて、思い出してみてください。
ここでも、小さな出来事にハッピーを見出す感性を養うことが大事なんです。
まとめ
幸せな成功者は、
Be ⇒ Do ⇒ Have
の順番で、夢や願望を手に入れている。
「Be=あり方」がとっても大事だということを、しっかり自分の中に落とし込んで、
小さな出来事に幸福感や感謝を見出していきましょう。
その為に有効なのは、「振り返り」。
「振り返り」は最強の習慣だと、私は思っています。
「振り返り」を習慣にしながら、自分の「Be=あり方」を磨いていきましょうね。
最後まで読んでいただき、ありがとうござましたm(_ _)m
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